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妹「私を彼女にすれば家でもえっちな事し放題だよ?」 【その他】


http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1328254979/




5 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 03:47:53 ID:/HycsTJI

兄「はいはい、そうですね。 ほら、子供は外で遊んでなさい」

そう言って兄は、自分の部屋に入っていきます。

リビングに一人、妹は取り残されてしまいました。

正午を告げる時報の音が、虚しく部屋に鳴り響きます。

妹「まったく、兄ちゃんにだけはこの美貌が通用しないんだよな」

ヘアゴムを一つ手に取って、髪を右側にまとめて垂らす妹。

お気に入りのお洋服を身に纏い、これからお出かけに行くようです。

今日も良い日でありますように、なんてことを呟きながら、扉に手を伸ばしました。



6 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 03:48:12 ID:/HycsTJI

扉を開けるとまず目に入ったのが、燦々と照らす太陽です。

眠たくなるような小春日和、どことなく草花たちも嬉しそう。

妹「さて、どこに行こうかな」

心の赴くままに、気の向くままに、歩を進めていく妹。

その足取りはとても軽く、思わずスキップをしてしまいそうです。
るんるん、らんらん。

ハミングしながら歩いているうちに、見知らぬ公園に辿り着いてしまいました。





7 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 03:48:37 ID:/HycsTJI

周りを見渡してみても、人のいる様子はありません。

しめた、今この時間この公園は私の貸し切り状態だ、妹はそう考えました。

まず滑り台を坂から登り、階段を降ります。

その次はブランコ、二つ使っても怒られません。

登り棒、鉄棒、棒という棒を遊び尽くし、今度は雲梯に挑戦です。

雲梯に乗り上げ、慎重に前へ進んでいきます。

ちょうど半分を渡りきった頃、お空に大きな雲を見つけました。

妹「絶景かな、絶景かな」

あまりに空が大きいので、小さな悩みなど消えさってしまいそうです。



8 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 03:48:58 ID:/HycsTJI

相も変わらず太陽は、この地球を照らしています。

その輝きを掴み取るかのように、妹は手を伸ばしました。

しかしそれに相反して、太陽は遠くなっていきます。

上ばかり眺めていたので、足を踏み外してしまったようです。

妹は地球を背中にして、空を見上げる形になりました。

綺麗な真昼の空が、次第に黒く塗り染められていきます。

公園の遊具は正しく遊びましょう、怪我をしてからじゃ遅いのですから。



9 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 03:49:42 ID:/HycsTJI

妹「ん……」

気絶した妹が意識を取り戻したのは、もうすっかり日が落ちた夜中。

その顔は、とても楽しげなものではありませんでした。

それもそのはず、現在妹の置かれている状況は、数時間前と大いに異なっていたからです。

辺りを見回しても遊具のたくさんあった公園は無く、

代わりに見えるのはテレビ、冷蔵庫、机に椅子など。

誰かのお部屋かな、真上から蛍光灯の光が差し込みます。

ぶるぶる、少し肌寒い。

昼間に着ていた洋服も、気がつけば全て無くなっていました。



10 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 03:50:04 ID:/HycsTJI

とにかく外へ出ようと立ち上がろうとするも、上手く身体を動かすことができません。

しばらく奮闘していると、扉の開く音がしました。

音の出所に顔を向けると、小太りの男性が立っているのがわかります。

その男性は携帯電話を手に持ちながら、快活な声でこう言いました。

写真をばらまかれたくなかったら、大人しく俺の言うことを聞くんだな。

男が満面な笑顔なのに対し、妹の顔はみるみる強張っていきました。

窓の外から満月が、その様子を眺めています。



11 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 03:50:28 ID:/HycsTJI

妹の小さな身体が、男の身体に隠れて見えなくなりました。

小さな悲鳴だけが、部屋の中に響き渡ります。

妹「兄ちゃん……」

薄れゆく意識の中で、妹は呟きました。



12 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 03:50:47 ID:/HycsTJI

兄「こんなに遅くまで、どこをほっつき歩いていたんだ!」

怒られるのも至極当然、時計の針は長針短針共に12を指し示していました。

妹は俯いたまま、何も喋ろうとしません。

兄はその態度に心底怒り、思わず妹を殴ってしまいました。

しまった、そう思った頃にはもう遅く。

妹は悲しそうな目で兄を見つめた後、どこかに走りさり、やがて見えなくなってしまいました。



13 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 03:51:05 ID:/HycsTJI

あれから十年の月日が経ちましたが、とうとう妹は姿を現しませんでした。

もう生きてはいないかもしれない、いや、確実にそうでありましょう。

兄にはもう一人の妹ができました、その子は妹に良く似ています。

「お兄ちゃん」

そう呼ばれる度に、妹のことを思い出してしまいます。

でもそれは、これからも背負い込まなければならない罰なのでしょう。

妹「お兄ちゃん、どうしたの?」

兄「ん……いや、何でもないよ」

人故に、感情だけは切って話せず。ならばせめて……一期一会の精神を忘れずに。

-fin-




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