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小鬼「良い天気ですね」#前編 【ファンタジー】


http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1327920705/

小鬼「良い天気ですね」#前編
小鬼「良い天気ですね」#後編




1 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 19:51:45 ID:uYBz99E6

山奥の小屋

鬼の少年(次から小鬼)「今日も良い天気ですね」

妖狐のお姉さん(次から妖狐)「そうね」



2 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 19:58:54 ID:uYBz99E6

妖狐「今日も薬の材料探しかい?」

小鬼「はい!」

妖狐「毎日毎日ご苦労様」ナデナデ

小鬼「えへへっ」

妖狐「たまには休めばどう?」

小鬼「え?」

妖狐「(子供は元気ねー)」

小鬼「?」



3 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 20:12:24 ID:uYBz99E6

小鬼「休むわけにはいかないですよ」

妖狐「そうかい?」

小鬼「そうです」

妖狐「はいはい、働き者ね」

小鬼「それに休んだら妖狐さん、暇とかいって休んでる僕にイタズラするじゃないですか」

妖狐「反応が楽しいんだよ」

小鬼「ヤですよ」プイッ

妖狐「ふふっ」クスクス

小鬼「長居しすぎましたのでもう行きます」

妖狐「はいはい」

小鬼「行ってきまーす」

妖狐「行ってらっしゃい」

妖狐「さて、………もう一眠りしようかしら」



4 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 20:25:06 ID:uYBz99E6

小鬼「天気が良いから材料が見つけやすいや」

(しゃがんで、薬草を取り)

小鬼「商人さんが来る日は近づいてるな」

小鬼「後、2日くらいかな?」

小鬼「妖狐さんも油揚げ楽しみにしてるし」

小鬼「薬の材料も見つかったし、早めに帰って薬作ろっかな」

小鬼「~♪」

小鬼「あ、蝶々だ」



5 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 20:33:36 ID:uYBz99E6

夜 山奥の小屋

小鬼「蝶々に気を取られすぎた」シュン

妖狐「おや、おかえり」

小鬼「あ、妖狐さん! また小屋で寝てたんですか」

妖狐「居心地が良いんだよ」

小鬼「あんな広い家あるのに」

妖狐「良いじゃないか、いつもの事だし」

小鬼「もうっ」



6 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 20:53:31 ID:uYBz99E6

妖狐「飯はまだかい?」

小鬼「帰ってきたばかりですよ」

妖狐「えー」

小鬼「ちょっと待って下さい」

妖狐「むー」



妖狐「野菜汁の茸にがーい」

小鬼「茸は栄養あるんです」ホカホカ

妖狐「小鬼のキノコはちっさいじゃん」ムスッ

小鬼「?」

妖狐「まだお子さまには早かったね」



8 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 21:12:53 ID:uYBz99E6

小鬼「?」

妖狐「んー、今の小鬼も悪くないけどね」ズイッ

小鬼「んぇ?(妖狐さん、顔近い」

妖狐「このまま味見しようかな?」ダキッツキッ

小鬼「!!」

妖狐「ふふふっ?」ムニッ

小鬼「ちょっと、…妖狐さん?(胸当たってる…」

妖狐(照れてる、照れてる♪)



9 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 21:21:28 ID:uYBz99E6

妖狐「早くご飯食べないと冷めるよ」ニヤニヤ

小鬼「邪魔したのは妖狐さんです」

妖狐「良い男は細かいことは気にしない」

小鬼「まだ僕は子供です」

妖狐「蝶々に夢中になってるくらいだしね」

小鬼「!? ……また、“遠見”ですか」

妖狐「よーぉく、見えてたわよ」

小鬼「…妖術でしたっけ?」

妖狐「あら、覚えてたんだ?感心なことね」



10 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 21:36:06 ID:uYBz99E6

小鬼「その妖術で色々されましたから」

妖狐「あら、そうだったかしら」ニコッ

小鬼「覚えてなさそうですね……」

妖狐「忘れっぽいから」

小鬼「もう良いですよ……」ハア

妖狐「久しぶりにお風呂入りたいなー」

小鬼「薬を作るので、今日は駄目ですよ」

妖狐「」



11 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 21:48:54 ID:uYBz99E6


小鬼「終わったし、早く寝ようかな」

小鬼「ん、?」

小鬼「妖狐さん、僕の布団取らないで下さい」

妖狐「春先といってもまだまだ寒いわね」モゾモゾ

小鬼「ええ、寒いです」

妖狐「だから、布団に入ってるの」

小鬼「僕の寝るところが無いじゃないですか」

妖狐「ここに小鬼の場所空けておいたから」

妖狐「小鬼はあったかいからね、一緒に寝よ?」

小鬼「………ッ」



12 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 21:57:19 ID:uYBz99E6

小鬼「僕は予備の布団で寝ますから」テキパキ

妖狐「一緒に寝ないの?」

小鬼「妖狐さん、寝相悪いじゃないですか」

妖狐「小鬼も寝相悪かった時、あったわね」

小鬼「…いつ、ですか?」

妖狐「何度か小鬼、私をお母さんと間違えて胸に吸い付いたりとk」

小鬼「あの話は忘れて下さい!!」アセアセ



13 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 22:06:15 ID:uYBz99E6

妖狐「うふふっ、赤ん坊みたいに夢中で可愛かった」

小鬼「」カーッ

妖狐「小鬼が人肌恋しいならいつでも言えば良いのに」

小鬼「そ、そんなこと、頼みませんってば!」

妖狐「お姉さんは全然構わないけどね♪」クスクス

小鬼「……ッあ、もう寝ますよ!(布団被り」

妖狐「あらあら?」

妖狐(まだまだ子供ね)



14 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 22:17:54 ID:uYBz99E6

深夜
妖狐「……やっぱり寒いわね」

妖狐「……移動しよっ」

妖狐「……小鬼?起きてる?」

小鬼「Zzz……」スヤスヤ

妖狐「おじゃましまーす(侵入」

小鬼「Zzz……」

妖狐「あったかいわね、さすが小鬼ね」ギュッ

妖狐「……案外、私の方が人肌恋しいのかな」

小鬼「…ぁ…さん」

妖狐「ん?」



15 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 22:23:12 ID:uYBz99E6


小鬼「……お母さん、お父さん……」ギュッ

妖狐「寝言、ね」

妖狐「………」



妖狐「………」ムギュッ



17 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 22:45:49 ID:uYBz99E6



小鬼「妖狐さん、夜中忍び込んだんですね」ジト

妖狐「ん~、後10分~」

小鬼「寝過ぎです」

妖狐「小鬼ぃ~♪」スリスリ

小鬼「寝ぼけてるっ!?」



18 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 23:04:14 ID:uYBz99E6

小鬼「明日は商人さんが来るので掃除です」

妖狐「えー、あのムッツリスケベ来るのー」

小鬼「ムッツリスケベじゃないです、商人さんです」

妖狐「どっちでも良いじゃない」

小鬼「手伝って下さい」

妖狐「ヤダ」プイッ

小鬼「明日は油揚げを多く貰いますから」

妖狐「やる」コーンッ



19 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 23:25:16 ID:uYBz99E6

妖狐「で、何をするの?」キラキラ

小鬼「色々ありますが」

小鬼「まずは薬室の掃除を」

妖狐「あ、入れてくれるんだ」

小鬼「危険物がありますから。普段は入れないのはそれが理由です」

妖狐「小鬼の危険物なんて、私にとって可愛いものよ」



20 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 23:39:25 ID:uYBz99E6

薬室
妖狐「えらい散らかってるわね」

小鬼「新薬に手を出そうかと」

妖狐「新薬?」

小鬼「商人さんからリクエストが」

妖狐「ふーん……どんな薬?」

小鬼「惚れ薬、でしたかね」

妖狐「もしかして、媚薬?」



21 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/30(月) 23:52:24 ID:uYBz99E6

小鬼「媚薬?本にはそうは書かれて……」

妖狐「媚薬って直接かいたら焚書指定されるから言葉を濁して書いてるのよ!」

小鬼「禁書の薬だったんですか?」

妖狐「子供に何てもの作らせてるのよ、あのムッツリ」

小鬼「じゃあ、できた分は焼却しますね」

妖狐「小鬼」

小鬼「はい?」

妖狐「私が処分しとくから」キランッ



22 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 00:07:43 ID:YbKKTQuE

小鬼「薬室はこれくらいで良いかな」

妖狐「ふふふっ」

小鬼「嬉しそうですね」

妖狐「思わぬ収穫があったから」ニヤニヤ

小鬼「……ちゃんと処分して下さいよ」

妖狐「分かってるわよ」

小鬼「では、次いきますよ?」

妖狐「了解」



23 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 00:23:49 ID:YbKKTQuE

夕方

小鬼「時間が経つのは早い」

妖狐「全くね」

妖狐「んー、汗かいちゃったわね」パタパタ

小鬼「ご飯にしますか?」

妖狐「汗かいちゃったのよね、私」パタパタ

小鬼「……風呂の準備しますね」

妖狐「小鬼、気が利くわね」ケラケラ



25 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 00:31:38 ID:YbKKTQuE

風呂

妖狐「こういう時って妖術便利ね」

小鬼「火番要らずだから楽ですけど……」

妖狐「けど?」

小鬼「妖狐さん、一緒に入るのはどうかと」テレテレ

妖狐「子供に裸見られたって何とも思わないわよ」ヌギヌギ

小鬼「ぼ、僕が気にするんです」アセアセ



26 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 00:38:44 ID:YbKKTQuE

小鬼(流れで入ってしまったーっ!)カポーン

妖狐「良い湯ねー、そう思わない」

小鬼「あの、妖狐さん?」

妖狐「私は小鬼にまっすぐこっちを向いてもらって話してほしいな」プカプナ

小鬼「妖狐さんは今裸ですよ!?」

妖狐「恥ずかしくないし、構わない構わない」

小鬼「うー」カーッ



27 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 00:47:27 ID:YbKKTQuE

妖狐「お♪」

小鬼(妖狐さん、スタイルが良いし顔も美人で銀髪も綺麗だし目のやり場に困る)

妖狐「やっぱり、相手の方を向いて喋らないとね」

小鬼「……ぅー。」

妖狐「ね、小鬼?」ズイッ

小鬼「は、はい?」

妖狐「小鬼としてみたいことあるんだけど」

小鬼「し、してみたい、こと?」

妖狐「洗いっこしよ?」ニヤッ



29 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 00:53:40 ID:YbKKTQuE

小鬼「む、無理です、よ」

妖狐「私の体洗いたくない?」

小鬼「妖狐さんの体……」ゴクッ

妖狐「男の子なら興味ないことはないでしょ?」

小鬼「で、でも妖狐さんの、なんて……僕には……」

妖狐(小鬼には刺激が強すぎたかな)

妖狐「じゃあ、髪を洗ってほしいな?」

小鬼「それくらいなら、……?」



30 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 01:01:17 ID:YbKKTQuE

小鬼(妖狐さんの髪、手触り凄くいいや……)

妖狐「整髪料も切れるところだったし、ちょうど良かったね」

小鬼「そう、ですね」ボーッ

小鬼(髪の香りもいいし)

小鬼(何だか髪に触ってるだけなのに)

小鬼(凄いドキドキする……)

妖狐「……ぉに」

小鬼「」ボーッ

妖狐「小鬼?」

小鬼「ひゃっ……」ビクッ



31 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 01:07:30 ID:YbKKTQuE

妖狐「見とれてたのかな?」ケタケタ

小鬼「う……妖狐さんの髪……だから」

妖狐「えー、今なんて?」

小鬼「だから……」



小鬼「……妖狐さんの髪は綺麗だなって」

妖狐「…………ぁ」ズキンッ



32 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 01:14:43 ID:YbKKTQuE

妖狐「もっかい、小鬼に今の言葉を言って欲しいな」

小鬼「え?」

妖狐「お願い?」

小鬼(う、上目遣い…!)ドキッ

小鬼「は、はい。……妖狐さんの、銀髪とても綺麗ですね」

妖狐「んっ、……ありがとっ?」



33 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 01:24:18 ID:YbKKTQuE

妖狐「浴衣もたまには良いわね、でも湯冷めする」ブルッ

小鬼「ぅー、ぅー」マッカッカ

妖狐「体洗ってあげたのがそんなに恥ずかしかった?」

小鬼「体の隅々まで洗われるなんて……」

妖狐「嬉しかったの?」

小鬼「そ、そんなこと、は……」デレッ

妖狐(分かりやすいわね)



34 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 01:32:19 ID:YbKKTQuE

小鬼「明日も早いので今日はもう寝ます」

妖狐「そうね、今日は疲れたしね」

小鬼「明日は約束通り……」

妖狐「油揚げを頼むわよ」

小鬼「商人さんからいつもより多めに貰います」

妖狐「ふふふっ、楽しみ」ニヤッ

小鬼「それでは、おやすみなさい」

妖狐「おやすみね」



37 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 12:07:41 ID:vt7oSziI

小鬼「」むくっ

小鬼「また妖狐さん、僕の布団に入ってる」

小鬼「………。」

妖狐「Zzz」スースー

小鬼「」カミナデナデ

小鬼「」ナデナデ…



小鬼「妖狐さん、朝ですよ」



38 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 12:12:04 ID:vt7oSziI

妖狐「ねむーい」ボケーッ

小鬼「早起きは三文の得ですよ」

妖狐「私は夜型よ」

小鬼「知ってますよ」

妖狐「夜型なんだから」

小鬼「それは聞きました」

妖狐「大事な事だから二回言った」



39 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 12:24:53 ID:vt7oSziI

妖狐「お粗末様でした」

小鬼「ごちそうさまでした」

妖狐「毎日、汁に油揚げが入ってたらね」

小鬼「我が儘ですよ」

妖狐「んー、後は酒かな」

小鬼「朝から酒は駄目です」

妖狐「小鬼のお屠蘇も美味しいと思うな」ニタッ

小鬼「僕のお屠蘇?」クビカシゲ



40 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 12:32:31 ID:vt7oSziI

小鬼「そろそろ商人さんが来ますね」

妖狐「」ツーンッ

小鬼「商人さんが来ますよ」

妖狐「私はあのムッツリ嫌い」

小鬼「商人さんは良い人だと思うんだけどなあ」

妖狐「小鬼はまだまだ甘いのよ」

小鬼「むーっ」



「おーーい、小鬼」



41 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 12:38:21 ID:vt7oSziI

小鬼「あ、商人さんだ」

(背中に大きい箱を担いだ商人が入ってくる)

商人「やあやあ」

小鬼「こんにちは」

商人「おやおや、妖狐さん相変わらずお綺麗で」

妖狐「あんたに誉められても嬉しくないよ」

商人「そいつは手厳しいね」ヘラヘラ



42 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 12:49:13 ID:vt7oSziI

商人「なあ、小鬼君?」ヒソヒソ

小鬼「どうしたんですか?」ヒソヒソ

商人「頼んでおいた惚れ薬は?」ヒソヒソ

小鬼「あの薬は駄目なものって、妖狐さんから聞きましたよ?」ヒソヒソ

商人「!?」

商人「薬どしたの?」ヒソヒソ

小鬼「(妖狐さんが)処分しました」

妖狐「」コーンッ



43 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 13:02:55 ID:vt7oSziI

商人「薬の評判はとても良いよ」

小鬼「そう、ですか」テレテレ

妖狐(嬉しそうね)

商人「薬の数を増やせると嬉しいな」

小鬼「えーっと…………」

商人「もっと評判があがると思うんだ」

小鬼「ッ」ピクッ

商人「どうかな?」

小鬼「それは……。」

妖狐「商人さん?」



44 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 13:31:45 ID:vt7oSziI

妖狐「前任の小鬼父ならまだしも、まだ子供の小鬼にそれは酷じゃない?」

商人「ちょっとだけ増やs」

妖狐「小鬼が良いって言ってるから聞き逃してるけど、
   薬の値段もう少し上でも良いんじゃないかなって私は思ってる」

商人「横から何様…」

妖狐「商人さんがどんな値段で薬を売ってるか知らないけどね」

商人「」



45 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 14:40:06 ID:vt7oSziI

小鬼「妖狐さーん」

妖狐「何」

小鬼「商人さんを苛めないで下さい」

妖狐「これは彼のためになるのよ」

小鬼「そうなんですか?」

妖狐「そうなのよ」

小鬼「……妖狐さんがそういうなら」

妖狐(小鬼はまだまだ子供ね)



46 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 16:50:52 ID:ia6WtlXU

商人「小鬼?」

小鬼「はい?」

商人「よくあんなおっかない女狐といれるな」

小鬼「めぎつね?」

商人「いや、やっぱりいいわ」

商人(本当にガキだよな、小鬼って)



47 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 16:59:49 ID:ia6WtlXU

商人「足りなくなってた日用品の補充と食糧、調味品を……」

小鬼「ありがとうございます」ペコリ

商人「それと……」ゴソゴソ

商人「あったあった、コレな」スッ

小鬼「あ、油揚げ多めに持ってきてくれたんですね」

商人「あの妖狐って名前だったかな、女のためか」

小鬼「はい。これでいなり寿司でも作ろうかと」

商人「よく尽くすよな」



48 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 17:10:12 ID:ia6WtlXU

商人「これらはおまけ、な」スッ

小鬼「本、ですか」

商人「小鬼が欲しいって言っていた海外の国についての記述本」

小鬼「わっ……」キラキラ

商人「それと、これ」

小鬼「これは……」

小鬼「また西洋の飲み物ですか、前回は酷かったですよ」

商人「今回のやつはガスを瓶の中に閉じ込めることに成功した奴でな」

商人「らむね、っていうらしい」



49 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 17:17:20 ID:ia6WtlXU

商人「蓋に硝子の珠が入ってるだろ、押してみな」

小鬼「(ポンッ)わっ、泡が泡が!」

商人「ははっ」ケタケタ

小鬼「手が………」ベタベタ

商人「驚いたろ?」

小鬼「驚きましたよ」

商人「瓶に口当てて飲んでみろよ」



50 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 21:14:08 ID:ia6WtlXU

小鬼「~~~ッ」ゲホッゴホッ

小鬼「口の中で、爆発した……」

商人「予想通りだな?」

小鬼「あれ? でも甘い……」

商人「クセは強いが、甘いんだよ」

小鬼「変わった飲み物ですね」グビッ

小鬼「……」ゴクンッ



小鬼「美味しいですね」

商人「くくくっ」



51 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 21:21:59 ID:ia6WtlXU

商人「今日はもう帰るから」

小鬼「次はいつくらいですかね?」

商人「一月後くらいかな」

小鬼「分かりました」

商人「あ、それと一つ注意が」

小鬼「注意?」

商人「山で誰か見たら、注意しろよ」

小鬼「?」

商人「気を付けろよ」



52 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 21:35:57 ID:ia6WtlXU

小鬼「妖狐さーん」

小鬼「いないや?」キョロキョロ

小鬼「せっかく、らむね、を多めに貰ったから妖狐さんにも飲んでほしいのに」

小鬼「あ、妖狐さんっ」

妖狐「……んぅ、んー?」

小鬼「寝てたんですか?」

妖狐「そうよ……って、それ何?」

小鬼「あ、これですか?らむね、という飲み物です」



53 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 21:42:16 ID:ia6WtlXU

妖狐「らむねぇー?」

小鬼「眠気が抜けていないみたいですね」

小鬼「まだ寝ておいたらどうですか?」

妖狐「そう、するー……Zzz」グーグー

小鬼「おやすみなさい」



妖狐「小鬼の、バカ………」ブツブツ



55 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 22:03:39 ID:ia6WtlXU

小鬼「うーん………。」

小鬼(妖狐さんと生活するようになって数年)

小鬼(この生活にも慣れてきた)

小鬼(外の世界は知らない)

小鬼(けど、ここでの生活は楽しい)

小鬼(妖狐さんは色々とエッチなイタズラとかしてくるのが悩みくらいかな)

小鬼(……そろそろ、子供扱いはやめてほしい)



56 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 22:13:10 ID:ia6WtlXU

深夜

小鬼「………」

小鬼「寝れないや」ムクッ

小鬼「あれ? 妖狐さん、いないや」

小鬼「うーん……」

小鬼「ちょっと探そうかな」



小鬼「って、簡単に見つかったや」

妖狐「小鬼……?(縁側で酒飲み」

小鬼「こんばんは、妖狐さん」



57 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 22:28:40 ID:ia6WtlXU

妖狐「子供は寝る時間よ」

小鬼「寝つけなくて……」

妖狐「いいから、子供は寝なさい」ムスッ

小鬼「(ムカッ)もう子供じゃないですよ!」

妖狐「小鬼はまだまだ子供よ」

小鬼「子供扱いは止めて下さい!」



妖狐「ほぅ………?」ギラッ



58 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 22:33:32 ID:ia6WtlXU

小鬼「あ……」ビクッ

小鬼(妖狐さんが少し怒ってる……)

妖狐「もう、小鬼は子供じゃないって言うのよね?」ズイッ

小鬼「は、はい……ええ、そうですよ」コクリッ

妖狐「じゃあもう大人よね?」

小鬼「大人、です」アセッ

妖狐「大人って証明してくれるかな?」

小鬼「大人の、証明……?」

妖狐「そ」



59 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 22:40:41 ID:ia6WtlXU

小鬼「うっ………」

妖狐「早く証明してくれる?」ニタニタ

小鬼「えっと……」

小鬼(どうしよう、ひけにひけなくなった……証明しないと……)

妖狐「」ハァー

小鬼「そのお酒を飲みます」

妖狐「へぇー、小鬼はもうお酒飲めるんだ?」

小鬼「飲めます」

妖狐「大人だねー」ニヤニヤ



60 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 22:46:28 ID:ia6WtlXU

妖狐「どうぞ?(手渡して」

小鬼「うっ……」チャプッ

小鬼(妖狐さんが飲んでる酒の中で特にキツイ酒だ、これ……)

妖狐「早く飲んでくれるかな?」

小鬼「ええ、わ、分かりました、よ」ドウヨウ

妖狐「何せ小鬼は大人だもんね」

小鬼「大人ですよ」ピクッピクッ

妖狐「……早く?」

小鬼「………!」ゴクッ



62 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 22:59:18 ID:ia6WtlXU

小鬼「うぇっ! げえっ……」ゲホゲホッ

妖狐「小鬼」

小鬼「Σ!」ビクッ!

妖狐「お酒、もったいないわよ」

小鬼「ごめんなさい……」シュンッ

妖狐「うんうん、小鬼?」

小鬼「え?」

妖狐「私が聞きたいのは謝罪じゃないの」

小鬼「え、じゃあ……」

妖狐「お酒はまだまだ残ってるわよ?」

小鬼「」サーッ



63 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 23:06:14 ID:ia6WtlXU

小鬼(一気に飲むからいけないんだ)

妖狐「早く?」ギロッ

小鬼「んくっ、んくっ、……」

妖狐「」ジロジロ

小鬼「うぇぇっ、、にが、苦い……」ゴホゴホ

妖狐「あー、またもったいないことして」ニヤッ



64 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 23:10:18 ID:ia6WtlXU

妖狐「私のお酒、一人で小鬼が飲んじゃうのかな?」ニコニコ

小鬼「今、飲んでみますから……」

妖狐「でも、さっきから何度も吐いてるじゃない」

小鬼「それは……その」

妖狐「まあいいけど」

妖狐「でもね」

妖狐「一人で小鬼が飲んじゃったら許さないからね?」

小鬼「」



65 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 23:16:19 ID:ia6WtlXU

小鬼「うっ……」ウプッ

小鬼(口の中で酒が暴れて、全然飲めたもんじゃない)

小鬼(それに頭も痛い)クラクラ

妖狐「酒、もうちょっとしかないわね」

小鬼「後、少しで……ウプッ」

妖狐「吐いたら、また一杯飲んでね。吐いちゃ狡いもんね」



66 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 23:26:23 ID:ia6WtlXU

小鬼「うげっ………はあはあ」

小鬼(結局、吐いちゃった)

妖狐「んー、もうお酒全然ないわね」

小鬼「………ぅっ」グスッ

妖狐「小鬼?」

小鬼「ッ!」

妖狐「もうお酒は飲まないのかな?」

小鬼「」ブンブンッ

妖狐「懸命に首振って……可愛いわ」



67 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/01/31(火) 23:46:27 ID:ia6WtlXU

小鬼「もう、飲めないです……」

妖狐「一升でも駄目?」

小鬼「ごめんなさい……ごめんなさい」

妖狐「だから、私が聞きたかったのは謝罪じゃないんだけど」

妖狐「まあ、許してあげる」

小鬼「良かった……んむっ!?」チュウッ



68 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 00:04:54 ID:oMEveiio

小鬼「妖狐さ、んむっ……」チュパッ

小鬼の唇を何度か重ねてから妖狐が強引に小鬼の口を開けさせると、口移しで酒を流し込んだ。

妖狐「小鬼、……んちゅ、はっ」トロトロッ

小鬼「ふあぅ……んっ、」チュパッ

小鬼の口内の酒に妖狐の唾液を混ぜて、薄めてゆく。

妖狐「はふっ……っ、ん」レロッ

小鬼「……さんっ、んんんんっ!?」ゴクコクッ

妖狐の唾液と小鬼の口内の酒がカクテルし、
苦しくなった小鬼が遂にカクテル化した酒を飲み込み荒い息を整える。

小鬼「はぅ………」トロンッ



69 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 00:12:42 ID:oMEveiio

妖狐「お酒は飲めたけど、私の力を使ったから大人には認めてあげないから」

小鬼「もう、いいですよぉ……」クラクラ

妖狐「でも、許してあげる」

小鬼「!!」

小鬼「本当ですか?」

妖狐「ええ、それは本当よ」

小鬼「妖狐さんにはずっと怒っていて欲しくなかったですから」ニパー

妖狐「」ズキューン



70 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 21:33:18 ID:QNjNkW4Q

妖狐「小鬼ー?」

小鬼「はぇ?」

小鬼(さっき、飲んだ、お酒の、せいで、頭がくらくらする)

妖狐「別の方法で大人になってみない?」

小鬼「どうやったら、なれるん、ですか?」

妖狐「んー、と。筆下ろしっていうんだけど」ニコッ

小鬼「」ビクゥッ!

小鬼(何だろう………凄い寒気が)



71 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 21:37:05 ID:QNjNkW4Q

妖狐「まず、服を脱いで……」

小鬼「ふく?」

妖狐「まぁまぁ、男の子が大人の男になるには身体の(一部分の)逞しさを見る必要があるのよ」

小鬼「………それ、今、じゃないとらめれすか?」

妖狐「駄目よ」

妖狐(酒のせいで舌が時折回ってないわね)

妖狐(………もう少し飲ませて思考が全然できないところを襲った方が良かったような?)

小鬼「んー」ヌギヌギ



72 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 21:40:30 ID:QNjNkW4Q

小鬼「……」ピタッ

妖狐「……止まってるわよ?」

小鬼「寒いれす」

妖狐「もう………しょうがないわね」ギュッム

小鬼「あー……妖狐さん、あったかいれすね」

妖狐「」キュンキュン

妖狐(さっきから小鬼にすごく母性本能刺激されちゃうんだけど)

小鬼「んー」スリスリ

妖狐(可愛いから、ね)



73 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 21:46:31 ID:QNjNkW4Q

小鬼「妖狐さん、お母さんみたいれす……」

妖狐「!」

小鬼「んーんー」スリスリ

妖狐「……」

妖狐「」ナデナデ

小鬼「お母さん……」クリッ

妖狐「ひゃっ………!」ピクンッ

小鬼「んぅ………」

妖狐「こら小鬼っ、まだ早いわy」

小鬼「………」

妖狐「……小鬼?」

小鬼「zzz……」グーグー

妖狐(寝たーっ!?)ガーンッ



74 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 21:52:22 ID:QNjNkW4Q

妖狐「………そっか、まだ子供だもんねー」ナデナデ

小鬼「zzz……」

妖狐「……」

妖狐「私、焦ってるのかしら………?」

妖狐「小鬼は私以外の異性なんて知らないから焦る必要なんて……」

妖狐「こんな山奥だし、小鬼は外の世界にも行かないという意志もないし」

妖狐「焦る要因なんてこれ一つも無いのに……」

妖狐「……」



妖狐「小鬼父……」



75 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 21:56:47 ID:QNjNkW4Q

回想

妖狐「あの忌々しい陰陽師……め」ズタボロ

妖狐「あーあー……せっかくここまで逃げてきたのに」

妖狐「せめて、傷口の止血さえ出来れば……」

妖狐「止血の為の札も、妖力も逃げる時に使っちゃったのがまずかったわね」

妖狐「もう、駄目かな……」クタッ

妖狐「……………くっそ」



「大丈夫か……!?」

妖狐「!?」パチクリ



76 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 22:04:48 ID:QNjNkW4Q

「酷い傷だな……」

妖狐「ふ、触れないで!」バッ

妖狐「痛っ……」

妖狐(視界が霞む……)フラッ

「おいおい……全然大丈夫じゃねぇだろぉ」ウケトメッ

妖狐「!?」

「とりあえず応急処置で勘弁な」ギュッ

妖狐「離してっ……私は妖怪の狐よ!?」

「見りゃ、分かる」

妖狐「…! そんな見ず知らずの妖怪を助けよう、なんて……」

妖狐「あなたには何の得もないのよ!?」

「まぁ、あれだ。」

「同類を見捨てるなんて俺にはできねぇよ」



77 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 22:08:07 ID:QNjNkW4Q

妖狐「………」

妖狐「」

妖狐「はぁ!?」ズーンッ

妖狐(あれ、よく見たら、こいつの頭から……角が…)

「あんたを助けても………俺には得がない」

「って、話だったな?」



78 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 22:12:38 ID:QNjNkW4Q

妖狐「えぇ……そうよ」

「薬作って傷を治しての、人助けの稼業の自分が……
 傷だらけで虫の息の人を見捨てるわけにはいかない」

「俺は、前にも傷ついた動物とか人とか妖怪とか助けてきたよ」

「手遅れだったヤツもいるさ」

「でも、ほとんどの命は救ってきた。」

「救える命は救いたいのさ」ニカッ

妖狐「………自己満足ね」

「自己満足?難しい言葉はわからんな」

妖狐(アホだ………こいつ)



79 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 22:20:55 ID:QNjNkW4Q

「坊さんは人を助ける…つまり善行で徳を積むらしいじゃねぇか」

妖狐(そういうことは知っていて、何で自己満足を知らないの!?)ガーンッ

「得無して徳を為す」

「だから俺の自己満足……だったっけ?自己満足ってヤツにつきあってくれよ」

妖狐「………」

妖狐「後悔するわよ」

「後悔なんて今までに罪(積み)過ぎたんだ。今更一つぐらいどうってことねぇよ」

妖狐「」ハァッ



80 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 22:24:25 ID:QNjNkW4Q

妖狐「妖狐よ」

「おっ! 妖狐か、良い名前だな。うんうん、妖狐妖狐」

妖狐「何度も呼ばないで、その名前嫌いなのよ」クワッ

「俺は良い名前だと思うな、妖狐妖狐」

妖狐「……さっきから、私しか名乗ってないけど?」ムスッ

「おおっ、といけねぇや。そいつは悪かった」ニカニカ

「俺の名前は―――小鬼父だ、よろしくな」



<回想終了>

妖狐「………」ハァー



82 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 22:53:53 ID:QNjNkW4Q



小鬼「」ズキンズキン

小鬼「頭痛い………」ズキンッ

小鬼「あれ?僕、いつの間に布団で寝たんだろ?」

小鬼「……」

小鬼「……」

小鬼「ま、いっか」



83 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/01(水) 23:57:02 ID:QNjNkW4Q

妖狐「」グーグー

小鬼「んー、今日はもう少し寝かせてあげようかな」

小鬼「味噌が手に入ったから、みそ汁でも作ろうかな」

小鬼「油揚げも少量入れて……」

小鬼「妖狐さん、喜んでくれるかな?」

小鬼「楽しみだよー」ニパー

妖狐(“遠見”で全部見えてるけど)

妖狐(小鬼が頑張ってくれてるし……)

妖狐(……油揚げ)ジュルッ



84 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/02(木) 19:50:54 ID:LfrtFSKQ

妖狐「」耳ピコピコ

小鬼「」モグモグ

小鬼(あ、妖狐さん喜んでくれてる)ニコニコ

妖狐「ん? 私の顔に何かついてる?」耳ピコピコ

小鬼「ついてませんよ?」

小鬼「ふふふっ」ニパー

妖狐「?」耳ピコピコ

妖狐(油揚げ、おいしっ……)耳ピコピコ



85 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/02(木) 20:42:51 ID:LfrtFSKQ

小鬼「今日は出かける予定とかありますか?」モグモグ

妖狐「今日?」

妖狐「んー、特に無いかな」

小鬼「そうですか……」

妖狐「……やっぱり、ちょっと用事があるかな」

小鬼「はい?」

妖狐「昼から夕方にかけてね」

小鬼「! 分かりました」

妖狐「夕飯は楽しみにしてるから」

小鬼「はい!!」

小鬼(夕飯頑張らないと)

妖狐(分かりやすい……)

妖狐「そこが小鬼のいいところなんだけどね」

小鬼「?」



86 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 00:12:54 ID:.IRX57IE

妖狐「あ、小鬼?」

小鬼「はい?」キョトン

妖狐「薬の材料さがしにいくの?」

小鬼「探しに行きますよ」グッ

妖狐「そう」

妖狐「東には行っちゃダメよ」

小鬼「え」ガーンッ

妖狐「鬼が出るから」



87 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 10:08:24 ID:gYxL4gxI

小鬼「鬼……」

小鬼「……鬼?」

妖狐「んー、鬼ってのは冗談」

小鬼「なーんだ」ホッ

妖狐「本当はね、群れからはぐれた狼がいるから」

小鬼「お、狼?!」ガガーンッ

妖狐「だからかわいい小鬼なんてペロリと食べられちゃうの」

妖狐「私はそんなの嫌よ」

小鬼「」コクッコクッ

小鬼「東にには絶対に行きません!」



88 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 10:12:02 ID:gYxL4gxI

小鬼「行ってきまーす」ノシノシ

妖狐「行ってらっしゃい」ノシ

妖狐「さて……昼からどうしようかしら」

妖狐「久しぶりに家にでも帰りましょうかね」

妖狐「………うん、そうしよっ」スタスタ

妖狐「それまで二度寝ー♪」



89 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 10:26:00 ID:gYxL4gxI

小鬼「」トコトコ

小鬼「狼さん、か」

小鬼「前に野生の狼、と出会ったんだけど…」

小鬼「」プルプル

小鬼「あの時の仕返しでもしにきたのかな?」

小鬼「謝ったら許してくれるかな……」薬草ヒロイヒロイ

小鬼「その時に考えようかな」



90 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 10:43:39 ID:gYxL4gxI

小鬼「後、東にしかない東草さえあれば」

小鬼「次の時に楽なんだけど………」

小鬼「狼さんに会わなかったら良いんだよね」

小鬼「うん、気をつけていかないと」

小鬼「」

小鬼「狼さん狼さん」ボソボソ

小鬼「どうか出てこないで下さいね」



91 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 10:46:21 ID:gYxL4gxI

小鬼「」キョロキョロ

小鬼「良かった」

小鬼(狼さんがいなくて)

小鬼「前みたいに……なっちゃう」ブツブツ

小鬼「さて、急いで帰らないと」

小鬼「夕飯の支度をしなくちゃ」

小鬼「!」

小鬼「…あれ? 誰か倒れてる?」



92 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 12:17:05 ID:JMoRU4hs

商人【山で誰か見たら、注意しろよ】

小鬼「」ハッ

小鬼(商人さんが言ってたのはこの人?)

小鬼「困ってるから倒れたんだよね、この人」

小鬼「……」

小鬼「………うん」



小鬼「助けないと」ヒョイ

「………っ!」



93 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 12:26:16 ID:JMoRU4hs

小鬼「うわ、酷い傷が一つと……」人セオイ

「……ッ、…ッ!」ジタバタ

小鬼「暴れちゃ、駄目!」

小鬼「傷口が広がっ…」

「……アグッ」肩ガブリッ

小鬼「痛っ……!」ジワッ



94 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 12:34:13 ID:JMoRU4hs

「……ッ!」ガブガブッ

小鬼「………ッ、ゥゥッ!」ジワァッ

「グゥーッ……」ガリッ

小鬼「…ッ…、歯、イツッ……」

「ムググッ……」傷口グリグリィ

小鬼「落ち着い……ッ」ブワッ

小鬼(痛いよ痛いよ痛いよ痛いよ痛いよ痛いよ痛いよ肩の噛まれてるところが凄く痛い!)

小鬼(でも、今背負ってる人はもっと痛いはず)

小鬼(耐えないと……)

小鬼「……もうすぐ、家…ッ、だから…ッ、ッあ!」ジワリッ



95 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 12:40:40 ID:JMoRU4hs

小鬼「家についた……ッ」

「グガッ……」

小鬼(あ、妖狐さんが寝てた布団を使おう)

小鬼(緊急事態だから妖狐さんも許してくれるよね)

小鬼「今寝かせて……」

「あああああああっ!」オソイカカリ

小鬼「!?」



96 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 12:44:55 ID:JMoRU4hs

小鬼「ようやく寝てくれた……」ボロッ

「」グーグー

小鬼「あー、部屋のなか凄いことに……」グチャグチャ

小鬼「直して……痛っ!」

小鬼「うわっ、肩が酷いや……」

小鬼「(´;ω;)」ブワッ



97 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 12:49:12 ID:JMoRU4hs

小鬼「とりあえず、傷薬と包帯を……」

小鬼「服を脱がせて……血が固まってるから後で捨てないと」

小鬼「? 布、いや…さらし?」シュルッ

「Zzz」プルンッ

小鬼「」

小鬼「んなっ……!?」カアアアア

小鬼「女の人!?」顔マッカッカッ



98 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 12:53:47 ID:JMoRU4hs

小鬼「……」薬ヌリヌリ

「」プルッ

小鬼「……」ヌリヌリ

「」タプッ

小鬼「……」包帯マキマキ

「」プルップルッ

小鬼「……」マキマキ

小鬼(平常心平常心平常心平常心平常心平常心平常心平常心平常心平常心平常心平常心平常心平常心平常心)

「んっ……」

小鬼「」ビクゥッ!



100 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/03(金) 15:57:10 ID:JMoRU4hs

「」ネガエリ

小鬼「」ホッ

小鬼「って、傷口に障るから仰向けに……」

「」タプッ

小鬼(平常心平常心平常心平常心平常心平常心平常心……)テレテレ

小鬼「仰向けにするだけ、仰向けにするだけ、仰向けにするだけ……」カアアアア

「」スースー

小鬼「服脱がすんじゃなかったよ……」

小鬼「あ、そろそろ準備しないと妖狐さんが帰って……」

妖狐「ちょっと早いけど、小鬼が恋しくてお姉さん帰ってきちゃ……」ピタッ

小鬼「あ……」サーッ

「」プルンップルンッ

妖狐「小鬼? ダ レ そ こ で 寝 て る女 は ?」ギラッ



102 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 07:46:20 ID:bzN32I7Q

妖狐「」セイザ

小鬼「」セイザ

妖狐「それでぇ? あの女は誰で、何で私の布団で寝ちゃってるわけ?」ムカムカ

小鬼(よく分からないや……妖狐さん、凄く怒ってる………?)

小鬼「東の森で…」

妖狐「!? 危ないから東の森には行っちゃ駄目って、今朝言ったばかりなのに?」

小鬼「ぁう………」

妖狐「注意事破ってまで狼さんでも会いたかったのかな? 興味本位で見たかったのかなぁ?」

小鬼「ち、違っ…」

妖狐「………」ニコニコ

小鬼(あ、やばい……)



103 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 07:57:29 ID:bzN32I7Q

妖狐「で、怪我人を拾ってきたと」

小鬼「……う、うん」ビクビクッ

妖狐「……」ウルッ

小鬼「え?」

妖狐「……っとと」ゴシゴシ

小鬼(涙……?)

妖狐「私が前にした、人間と私たちが触れ合っちゃ駄目って話は覚えてる?」

小鬼「」コクリッ

妖狐「商人さんは例外ね、彼は私たちの正体を知ってるし
   お互いがどういうモノなのかも理解できている。
   商人は私たちが人間を取って食おうなんて微塵も思ってないことは百も承知」

小鬼「?」シューッ

妖狐「小鬼には少し難しいかな?」

小鬼「ちょっと難しいや」

妖狐「そうね………小鬼は商人さんを食べたい?」

小鬼「? 商人さんからは色んな食べ物もらうけど、それを?」

妖狐「そうじゃなくて、ね」



104 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 08:02:27 ID:bzN32I7Q

妖狐「商人さん自体を」

小鬼「…………」

小鬼「?」キョトンッ

妖狐「ごめんなさい。小鬼には少々早かったわね」

小鬼「」ガーンッ

小鬼「(´・ω・`)」ショボーンッ

妖狐「とにかく、知らない人がね私たちを見たら驚いてしまうの」

小鬼「……? 僕たち、をよく知らないから?」

妖狐「少しは話を理解できてるね、偉い偉い」ナデナデ

小鬼「(`・ω・´)」



105 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 08:07:12 ID:bzN32I7Q

妖狐「だから、ね」

妖狐「ソレは後で捨ててきなさい」

小鬼「捨てる…とは?」

妖狐「どのみちもう長くはないわよ、その女」

小鬼「どういうことですか?」

妖狐「傷口が深いし、体力を酷使してるし、体内の血の量も少ないし………今生きてる方が不思議ね」

妖狐「だから、もう……長くはない」

小鬼「!!」

妖狐「だから………ソレは後で捨ててね」



106 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 08:18:45 ID:bzN32I7Q

小鬼「ほ、方法は無いんですか……?」

妖狐「んー……無いこともないんだけど」チラリッ

小鬼「自分ができることならなんでもしますから!」

妖狐「本当にこの女、助けたいの?」ピッ

「」スースー

小鬼「はい!」

妖狐「これからもあなたはきっと色んな人を拾って帰ってくるかもしれない」

妖狐「私が使うこの方法はこれっきりね」

妖狐「それに、この方法……妖術は私の力をかなり使うんだけど……あ、小鬼?」

小鬼「はい?」

妖狐「な ん で も し て く れ る の よ ね ?」

小鬼「…………えぇ」ブルッ

小鬼(なんだろ、今までにない悪寒が……)



107 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 08:25:57 ID:bzN32I7Q

妖狐「そ。楽しみね♪」ケラケラ

小鬼「……お願いします」

妖狐「それと、もう一つ大事な話」

妖狐「人を助けることには責任がつきまとってくるの」

小鬼「責任とは?」

妖狐「大人になったら分かるわよ」ニコッ

小鬼(あ、スルーされた…)

妖狐「あなたはこの人を助けた、という事実だけが残る。これは変わらないし変えられない。
   今助けた人は死にたがっていたのに助けた、これも大事よ。本人の意志を尊重できてない。
   苦しかった世界からの解放を自殺によって行い死にかけていたのを邪魔した」

妖狐「小鬼が一方的に助けたい、という気持ちだけじゃ駄目なの。
   そういった助けた側は助けた責任を背負わないといけないの」

妖狐「分かった?」

小鬼「???」シューッシューッ

妖狐「思考回路がパンクしてるみたいね?」



108 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 08:44:21 ID:bzN32I7Q

妖狐「今まで動物を拾ってきた事を思い出したわ」

小鬼「だって……怪我して可哀想です」

妖狐「小鬼が優しい心の持ち主だということが嬉しいわ」

妖狐「小鬼は布団の上でも優しくしてくれそうだし♪」

小鬼「……?」

妖狐(……ああ、セクハラが通じないってのも悲しい)



109 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 08:56:53 ID:bzN32I7Q

妖狐「妖術使うシーンはあまり人に見せたくないの」

小鬼「…はい」

小鬼「部屋から出ますね」スッ

妖狐「物分かりがよくてよろしい」ニコッ

妖狐「遅くなったけど…いなり寿司お願いしてもいい?」

小鬼「あ、はいはい今作ってきます」トテトテ

妖狐「……ふぅ」

妖狐「………さて、とりかかろうかしら」



111 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 09:56:01 ID:bzN32I7Q

妖狐「しかし、この子の傷」

妖狐「………よく生きてるわね」

妖狐「時間も気力もある内にさっさと始めようかしら」ヒュインッ



小鬼「……大丈夫かな、あの人?」

【Zzz】プルンッ

小鬼「わ、わっわっ……!」カァァァァッ

小鬼「わ、忘れよっ……」



112 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 11:10:59 ID:bzN32I7Q

小鬼「妖狐さん、お疲れ様です」ペコリッ

妖狐「……命の妖術はやっぱり疲れる」コテッ

妖狐「むっ稲荷寿司!」コーンッ

小鬼(妖狐さんの尻尾が出てる)

小鬼(普段は耳くらいしか出さないのに)ウキウキ

小鬼「どうぞ、召し上がって下さい」ニパーッ

妖狐「じゃあ、遠慮無く?」オシタオシ

小鬼「!?」タオサレ



113 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 11:24:22 ID:bzN32I7Q

小鬼「何してるんですか…っ?!」ビックリ

妖狐「私は小鬼のお稲荷さん食べようとしてるだけだよー?」ゴソゴソ

小鬼「わけが分からないです。服を脱がさないでくだ……ひゃっ」ピクッ

妖狐「あ、指冷たかったかなー?」ゴソゴソ

小鬼「ちょっと待って下さい!」

妖狐「何ー?」ピタッ

小鬼「お礼はどんな……え、えっちなことでもいいですけど、先に夕飯を!」

妖狐「据え膳食わぬは女の恥っていうんだよー」

小鬼「なんですか、それっ!」

妖狐「むー、分かったわよ」



114 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 17:19:13 ID:i5XHpuHg

妖狐「小鬼が私好みに甘味を濃くしてくれたから美味しかったわ」ホクホク

小鬼「喜んでくれて、良かったです」

妖狐「さて……と」ズイッ

小鬼「あ、ここでですか?」

妖狐「あの女に見せつけながらやりたいの、小鬼は?」クスクス

小鬼「……ぅ」

妖狐「口ごもって、可愛い♪」ギュッ

小鬼(ううっ……何されるんだろ)



115 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 18:01:34 ID:bzN32I7Q

妖狐「小鬼、口開けて」

小鬼「こほですか?」カパッ

妖狐「んっ」レロッ

小鬼「むがっ!?(舌が入って……!?」

妖狐(戸惑ってるわね)チュプッ

小鬼(妖狐さんの、唇が、舌が…!)レルッ

妖狐(♪)レロッ、ニチュ…

小鬼「ふぁ、あ……」ポケーッ

妖狐「小鬼、どんな気分?」耳ピコピコ尻尾フリフリ

小鬼「何だか、凄いれす…」ホワホワ



116 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 18:52:13 ID:bzN32I7Q

妖狐「小鬼の唇、柔らかいから今度は普通に…」チュッ

小鬼「ん、ふっ…」チュゥッ

妖狐「あふ、っ…」チュッ、チュッ

小鬼(思考が、よく、まと、まらない…)

小鬼(唇、の感、覚とか…他に集中、できない…)チュッ

妖狐(今、目があったかしら……?)ニチュッレロッ

小鬼「!!」ピチュッ

小鬼(また、舌、が……)レルレルッ



117 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 19:03:00 ID:bzN32I7Q

妖狐「こっ、鬼ぃ…」レロッチュゥッ


妖狐「あふ、んっ、ふっ」ピチャピチャ


妖狐「小鬼、こおにぃ…」トロッチュルルッ


妖狐「……っ、んぁ」リチュッチュチュッ


妖狐「…………ぷはっ」

妖狐「あはっ♪唇と唇で糸引いてる♪」テカテカ

妖狐「ん?小鬼ー? 生きてる?」

小鬼「は、はひっ!」クラクラ



118 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 19:04:55 ID:bzN32I7Q

小鬼「呼吸がまとまらない、ですぅ…」

妖狐「慣れてないもんね」

小鬼「これで終はり……?」

妖狐「まだまだ♪ 夜は永いわよ~」

小鬼「」



119 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 19:14:02 ID:bzN32I7Q

妖狐「小鬼ー」

小鬼「」ビクッ

妖狐「そんなに身構えなくてもいいのに?」

小鬼「」首フルフル

妖狐「ふふーっ」下ヌガシ

小鬼「妖狐さん、っ! 下半身はちょっと…!」テイコウ

妖狐「小鬼ー? 何だか服の上から自己主張はじめちゃってるけどー?」ヌギヌギ

小鬼「そ、それはっ…違うんれすっ!」カアアアッ

妖狐「邂逅邂逅ーっ」ズルッ

小鬼「あっ……」カチカチッ



120 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 19:16:36 ID:bzN32I7Q

妖狐「勃起してるねー」

小鬼「ぅー、妖狐さんのいぢわるぅ…」カチカチッ

妖狐「触ってみるねー」サワッ

小鬼「ひぃや!?」後ズサリッ

妖狐「わー、すっごい固かったねー」ニコニコ

小鬼(触られた瞬間、変な気分に…)ドキドキ

妖狐「変な気分になってきたー?」

小鬼(見透かされてる!?)



121 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 19:21:11 ID:bzN32I7Q

妖狐「今度は…」ニギッ

小鬼「っあ、!?」

妖狐「どこらへんが弱いのかな…?」ニギニギ

小鬼「……ぁぁぁぁっ!」ビクゥゥッ!

妖狐「!?」

小鬼(体に、電気が走った、みたいに…)

妖狐「あー、小鬼イッたのかな?」サワッ

小鬼「……ぁぅぅ」カチカチッ

妖狐「まだいけそう?」シュッシュッ



122 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 19:33:28 ID:bzN32I7Q

小鬼「妖狐…ぁぅっ、指っ……さんの好きなように」

妖狐「そ?」パクリッ

小鬼「妖狐、さんっ!?」

妖狐「ろうしたほー?(どうしたのー?」パクパクッ

小鬼「そこ、汚い、です…ぁぁっ!」ビクンッ

妖狐「こほにのらからきはなくらいよー?(小鬼のだから汚くないよー?」コロコロッ

小鬼「ッ!」

小鬼(妖狐さんの口の中がすごい…すごいぃぃぃっ!)ビクンビクンッ

妖狐「」チュポンッ

妖狐「あ、またイッた?」

妖狐「んー、でもまだまだ精通してないわね…?」

小鬼「はぁはぁ…」ガックリ

妖狐「そろそろ本番イッちゃう?」

小鬼「ほ、本番……?」



123 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 19:36:47 ID:bzN32I7Q

妖狐「小鬼のお稲荷さんを私の中に入れて…」

小鬼「ふぇ?」

小鬼「……ぇ」

小鬼「えぇぇぇぇぇえぇぇぇっ!?」

妖狐「小鬼が大人になって……って、小鬼?」

小鬼「……はい?」

妖狐「肩の傷、どうしたの?」


小鬼「え? わっ…!」血ベットリ

妖狐「………酷い傷じゃない?」

小鬼「あ、これは、その……」

妖狐「………」ジトッ



124 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 19:42:21 ID:bzN32I7Q

妖狐「小鬼?」

小鬼「……。」

妖狐「今日はこれで止めにしておいてあげる?」

小鬼「………え?」ビックリ

妖狐「その代わり、……そうねその肩の傷からして」

妖狐「傷が治ったくらいになるかな」

妖狐「私は狐の妖怪。私にも発情期ってものがあってね」

小鬼「……発情期?」

妖狐「Hな気分にずっとなっている時期っていえば分かりやすいかな」

小鬼「!」カァァァ

妖狐「そろそろ、そういう時期があるんだけど……」

妖狐「その時期にまた相手してね?」



125 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/04(土) 19:46:27 ID:bzN32I7Q

妖狐「でも覚悟してね?」

小鬼「?」

妖狐「私の発情期は……凄いから?」

小鬼「」ドキッ

妖狐「ふふっ……今日はごちそうさまね?」ペロッ

小鬼「Σ」顔マッカッカッ

妖狐「また明日?」タッタッタッ

小鬼「…………」

小鬼「………」

小鬼「……」

小鬼「」コテンッグーグー



129 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/05(日) 08:52:41 ID:QFWU/UpI

回想

妖狐「私はいつまでもここにいたら邪魔かな?」


妖狐「せっかくの二人のラブラブライフを邪魔してるのは知ってる」


妖狐「二人が何をしているかは……知ってるし?」


妖狐「愛し合ってるのは知ってるよ」


妖狐「でも、私とあなたが会ったのは私の方が早いはず」


妖狐「あなたと初めての時も覚えてるわよ。それから何度かしたことも」


妖狐「でも、あなたは後から来たあの女選んだわね」


妖狐「恨んではないわよ、ただちょっと悔しいだけ」


妖狐「あなたが私を選ばなかった理由も知ってる」



130 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/05(日) 08:57:06 ID:QFWU/UpI

小鬼父「………あんたは」

妖狐「言わなくてもいい。」

妖狐「私は最初にあなたに拾われた時からずっと立ち位置は変わってないことも」

妖狐「私はあなたの“患者”ってことね」

妖狐「私がこの呪いみたいな傷っていえばいいかな」

妖狐「治していたら私との関係は変わっていたのかな」

小鬼父「………済まない」ペコリッ

妖狐「謝らなくても良いの」

小鬼父「俺の技量が足りなかったばっかりに…」

妖狐「そんな今すぐ死ぬんじゃないわよ」

小鬼父「………」

妖狐「………」

妖狐「ねぇ」



131 名前:以下、名無しが深夜にお送りします:2012/02/05(日) 09:04:41 ID:QFWU/UpI

妖狐「私はね   のことなんて最初 嫌いだった」

妖狐「寝床は汚い 、飯 ひんそうで、あな は不器用だ たしね」

妖狐「ほんとう さいあくの印象な に」

妖狐「でも、あなたはやさしかっ 」

妖狐「だか ひかれたのか ね」

妖狐「 から私は」

妖狐「   のことが」

妖狐「  になれたのかも」

妖狐「ずっと   のこと 大好きでした」

<回想終了>

妖狐「頭が痛い……割れそう」

妖狐「助けてよ、私はあなたの“患者”なんでしょ……っ!」

妖狐「ねぇってば!」



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